2016年4月30日土曜日

LUMIX GM1シリーズで使える十字キーで露出補正/F値を操作する方法

パナソニックのデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GM1S」の取扱説明書(PDF:11MB)は、全てのモードでコントロールダイヤルによる露出補正/F値の操作を推奨しています。

DMC-GM1S + ZUIKO 28mm F3.5

カメラ中・上級者向けの隠し機能

実はこれ、初心者向けの内容で、カメラ中・上級者向けにはカーソルボタン◀▶(左右)長押しによる操作がこっそり用意されています。今回は、露出補正/F値をクイックに操作できるこの機能をご紹介します。
 
カーソルボタン◀▶(左右)長押しによる露出補正/F値の操作は、モードダイヤルのモード毎に手順が異なります。個人的には「インテリジェントオートプラス」/「クリエイティブコントロル」モードの方がボタン操作が直感的で、かつメーターが高速に動作するのでお勧めです。これを一度経験してしまうと、コントロールダイヤルに戻れなくなるかもしれません😅




P/ASMモード

Q.MENU(ごみ箱)ボタンからカーソルボタン◀▶(左右)で露出補正またはF値に移動して、▲(上)を押した後に◀▶(左右)長押しで変更します。微調整は◀▶(左右)をクリックします。




「インテリジェントオートプラス」/「クリエイティブコントロール」モード

モードダイヤル 「iA」の場合は、事前にMENU/SETボタンの「iA+」メニューまたは、液晶画面左上の「iA」アイコンをタッチして「iA+」を選択しておく必要があります。カーソルボタン▲(上)を1回で露出補正メーター、2回でF値メーターを表示した後に◀▶(左右)長押しで変更します。微調整は◀▶(左右)をクリックします。

DMC-GM1S + M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3 EZ



加えて、「インテリジェントオートプラス」/「クリエイティブコントロール」モードは、ホワイトバランスメーターが使用できます。カーソルボタン▶(右)を押すとホワイトバランスメーターが表示されるので、同様に◀▶(左右)長押しで色合いを調整できます。





MFガイドで◀▶(左右)長押し

キットレンズの12-32mmなど、フォーカスリングを持たないレンズは、フォーカスを◀▶(左右)長押しで変更できます。こちらはフォーカスモードレバーを「MF」に切り替えた後にカーソルボタン◀(左)を押すとMFガイドが表示されるので、◀▶(左右)長押しでフォーカスを変更できます。


 
 
 

まとめ

簡単ではありますが、これがGM1シリーズで使用できる「カーソルボタン◀▶(左右)長押し」の操作方法です。特に「インテリジェントオートプラス」と「クリエイティブコントロール」モードで使用できる「露出補正/F値/WB」メーターは、OM-D/PENの2x2ダイヤルコントロールに匹敵する操作性だと思うのですが大げさでしょうか。 
 
他社ではE-PL7が似た機能を持っていますが、メーターは表示されず入力方向が異なるため若干の混乱が生じます。また、パナソニックの現行機種でこの機能がボタン配置まで含めて踏襲しているカメラは、DMC-TX1だけのようです。