2016年2月6日土曜日

新製品 OLYMPUS PEN-F トークイベントはじまる

本日、オリンパスプラザで新製品「OLYMPUS PEN-F」の魅力を語るトークイベントが開催されました。このトークイベントはUstreamでライブ配信されたのですが、フィルムカメラ本を多数執筆されている赤城耕一氏と、E-P1のプロダクトリーダーであったオリンパス片岡氏との対談(対決?)がサービストーク満載で大変興味深い内容でした。残念ながらYouTubeに公開されないようですので、内容を抜粋して纏めてみました。


カメラデザイン

  • Q.なぜフィルムカメラのPEN-Fと同じ名前にしたのか
  • A.「オリンパスの中でフィルムカメラのPEN-Fは大きな存在。批判はあると予想していたが、我々の憧れでもあるカメラに逃げずに答えを出したかった。米谷が目指したデザインは機能や操作性を加味したものであり、デジタルのPEN-Fは現代のデジタルカメラの機能に合わせた形や大きさになっている。ただし、シャッターレリーズのネジ切り、電源や前面ダイヤルなどはフィルムカメラのPEN-Fのオマージュで、フィルムカメラの良いところを取り入れている。カメラ底面のネジ無しは、当初フィルムのPEN-Fと同じマイナスネジ2本で止めようとしたが、製造上の都合により実現できないことが分かり、ならばと組み立て順序を考えてネジ無しにした。液晶は、裏に革を貼り反転させてフィルムカメラのような外観にするために、バリアングル液晶を採用した


ファインダー

  • Q.EVFを本体に内蔵した理由は?
  • A.「E-P1の頃から内蔵EVFの要望はあったが、これまでPENシリーズのボディサイズに合うEVFがなかった。ボディのトップをフラットにしなかった理由は、EVFの上部をカットすると光が反射して不要な光が入り込みフレアなどが発生してしまうため。EVFのガラスには、すべてレンズコーティングを行っている







ファームウェア更新

  •  Q.このカメラは今後ファームアップで進化するか?
  •  A.「進化させていく。進化する内容は、言えない部分と言いたくても出来ていない部分がある(苦笑)


トークショーの様子



デジタルPEN-Fは、カタログスペックに現れない部分に力を入れたカメラで、従来のカメラとは異なる特徴を持つ。目玉の新機能は、「カラー/モノクロプロファイルコントロール」です。



赤城氏考案のダブルGETキャンペーン



OLYMPUS Viewer3で、お気入りの設定を読み込んで別の写真に反映させることが容易になり、設定を育てていく楽しみがあるようです。これがプロ写真家に一番評価されているように感じました。片岡氏は、PEN-Fに似合う新単焦点レンズを拡充したいと話していて、今夏発売が噂されているPROレンズの登場に期待です。