2017年11月19日日曜日

星景写真でハイレゾショット(本栖湖周辺)

フィッシュアイPROと赤道儀を組み合わせれば、星景写真でもハイレゾショットを使えるんじゃないかと思いついたのが今年の4月。しばらく天候不順でモヤモヤしていたのですが、ようやく山梨県の本栖湖で試すことができました。


アクセスMAP

今回の撮影地は、本栖湖の「中ノ倉峠展望地入口」です。前回の「山中湖パノラマ台」はデートスポットって感じでしたが、ここは天文ファンの方々で大変賑わっていてました。朝4:30に到着して、運良く駐車場に1台空きがあって良かった。そして、夜が明けると駐車場がガラーンとしてしまう不思議な場所であります。






駐車場で撮るか展望台で撮るか

到着までは展望台まで登る気満々でした。が、到着時の気温は-1度。展望台はもっと寒いだろうと考えて、結構すぐに「展望台は、朝日が登ってからの楽しみにしよう!」と決断しました^^; 

駐車場で富士山側を撮影してみると、太陽の影響か山際が結構明るい。フィッシュアイPROだとISO3200, シャッタースピード10秒が適正露出でした。これが逆にハイレゾショットを思い出す事になります。SS10秒x8ショットで、80秒。ポータブル赤道儀があれば、不可能な数字ではありません。

しし座流星群も結構見れました☺


まさかの仕様制限

ところが、撮影すると仕上がりが全く異なる。あれれ?と設定を調べたところ、E-M1 Mark II のハイレゾショットのISO感度の上限は、ISO1600です。なんで?と思ったが設定できないのだから諦めるしかありません。因みに、ライブコンポジットのISO感度の上限もISO1600です。シャッタースピード8秒x8ショット=64sに変えて、ちょんと液晶を触って撮影を再開。8枚の合成処理後の写真を見ると、人工衛星の軌跡が自然な状態で写っています。


写真を拡大してチェックすると若干星が流れていたので、シャッタースピード5秒x8ショット=40sに。星は点で撮れるようになりましたが、日の出の1時間前なので星が消え始める。また、通常の撮影結果と比較すると、ISO3200とISO1600の違いはあるものの画質がかなり向上している印象。


撮影条件として、ほぼ無風だったのも良かった。超広角レンズ+ポタ赤限定ではあるけれど、星景写真でハイレゾショットをトライする価値はあるような気がします。日の出30分前で星はすっかり消えてしまったので、ハイレゾショットのテストは終了しました。また機会があれば、試してみようと思います。




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